永平寺の建立

 道元さまの教えを受けていた波多野義重は、越前の国志比(現在の福井県永平寺町)の地を寄進、寛元二年の夏大禅道場「永平寺」を建立する。はじめは大仏寺と名付けられたが二年後、永平寺と改められた。この寺名のいわれは、仏教が始めて中国に伝わった「後漢の明帝永平十年」の暦号からとっている。以後深山幽谷のこの聖地で坐禅修行に励まれるとともに修行僧の指導にあたることになる。



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